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坂の上の雲

先日新聞を読んでいたら、
「最近の若手社員は海外出張に行きたがらない。」
ので内向きだという論調の記事がありました。
それを言っていたのは、正確には忘れましたが、
部長級の社員からコメントを得ての記事です。

海外出張に行くことができる若手は有能な社員の証なのに
今の若手は行きたがらないと。

ですけど、まあ言わせてもらえば時代が違う。

私が新入社員の頃....もう20年以上前ですが、
その頃国際電話を掛けるには申請書に上司の押印が必要でした。
メールなどもちろん無くテレックスでした。
為替レートはよく覚えていませんが、200円は超えていました。
180円くらいになって円高問題と言っていましたから。
今のような格安チケットは無く、米国でもヴィザが必要でした。
(私は米国メインでしたので、欧州は知らない)

要は昔は海外出張にコストがかかったのです。
海外と日本の間には大きな溝があったのです。
そういう時代だったから有能な社員に行かせたのです。

それだけ溝があったから、若手も行きたかったのです。

さらに言えば、それだけレートの差があるということは、
米国の方が豊かで進んでいたということ。
であれば行きたいですよね。

言うまでもありませんけど、今は大阪出張も海外出張も変わりません。
別にありがたくないんです。
日本と海外の溝は縮まりました。
今の海外出張にそれほどのインセンティブはありません。
おじさんは、昔の自分の感慨を今に当てはめているだけなのです。
おじさんだって、20年前と今の海外出張の重さが同じか?
と問われれば違うと思うはずです。

しかし、
「おれたちが若いころは...」
というのはろくなことが無いです。

明治・大正の人から今聞いたら異和感たっぷりです。
人を数人殺していたりして。

モーレツと言われる団塊の世代だって、
明治の男から見れば赤子同然です。
でもだからダメなのか?....そんなことはないでしょう。
人はその時代時代で生きるしかない。

それと変わらんですよ。

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